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Loudpark Saitama Super Arenaから帰還しました。
www.loudpark.com/


前日に深夜まで翻訳作業をしていて、体調最悪の状態で臨んだため、今回ばかりは身の危険を感じました。会場が地元なので、気合が入らなかったのも原因かも。
まず、セットリスト。違っていたらごめんなさいね。

Marilyn Manson Loudpark
Saitama Super Arena 10/21

  1. intro (f.schubert)
  2. if i was your vampire
  3. disposable teens
  4. mobscene
  5. tourniquet
  6. irresponsible hate anthem
  7. sweet dreams/lunchbox
  8. the fight song
  9. putting holes in happiness
  10. heart-shaped glasses
  11. dope show
  12. rock is dead
  13. reflecting god
  14. antichrist superstar
  15. beautiful people (encore)
  16. ending

今回の会場は、広大な埼玉スーパーアリーナ内にBig Rock StageとUrtimate Stageの2つのステージをセッティングし、ほとんどタイムラグなく交互にステージが展開する方式でした。前回のラウドパークでは、一部を全く別の部屋で進行しましたが、今回は見ようと思えば全部が見られたのね。アリーナも広く、音響も改善され、快適な椅子などの設備も良かったと思います。
しかし、出演アーティストにとっては、前後のアーティストと比較され、明らかに観客の反応も試される、厳しい環境だったと思います。
で、マンソンの前が何かというと、デス声のお姉ちゃんとバカテクギタリスト(イケメン)兄弟だったりするのねこれが。その前は「元祖グラマラス・ロック」だし、その前はメタルの大御所だったりする。さらにその前は(キリがないのでこのへんで)
ちなみに管理人がぼけーと会場内をさまよっていたら、とびきりのイケメン二匹がサイン会をしていました。誰?と思ったら、そのうちステージに立ってマイクが鳴らなくて焦ってましたよ・・・そうか君か。
えー、マンソンは今回、こういう厳しいフェスに臨んだわけですが、しかもマンソンがメタルフェスの大トリという珍しい状況は管理人もどんなもんかいなと危惧していたわけですが、とりあえず、今回はその要因が前向きな方向に作用したようです。
確かに「メタル」がどういうものかというと(ちょっと想像してみて)判りましたね。では次に行きます。非常にわかりやすいメタルバンドの後でマンソンが出てくる違和感もかなりのものですが、いざ始まってしまえば、もう後はいつもどおりのマンソン・ワールドが展開したのでした。
微妙に客も帰り始めた午後9時近く、1日のロックフェスでヒートアップしていた筈の会場内に、異様に冷たい空気が流れ始めました(いやマジで体感温度が寒かった)。ステージにはいつもの幔幕が掛かり、SEのプロディジーとエンヤがすさまじい違和感です。
ピアノのイントロとともに、前に詰め掛けたファンから悲鳴が上がります。管理人はその少し前に、マンソンがロブの立ち位置にダメ出しをしているようなシルエットがフラッシュにちらっと映ったのを見てほほえましく思いました。頑張れよ、アニキ!
今回、管理人は、ロブ側の比較的周囲の空いた状態で、落ち着いて見る事が出来ました。大好きなクリスの活躍も確認できました♪
1曲目のIf I was…から、この4万人規模の巨大アリーナに、マンソンはいつもどおり、すさまじいまでの「私の世界」を作り上げます。
しわがれた声の、血をしぼり出すかのような叫びに、ファンの悲鳴が重なります。しかし、フェスという状況では、先日の東京よりは「コアな」ファンの熱狂はやや弱かったように思います。管理人の周囲にも棒立ちの人が何人か見受けられました。こういう場合は、周囲を気にするよりも、ノったほうが勝ちなので、私は思い切り楽しみましたが。
そして2曲目のDisposableで管理人はある事に気付きました。演奏がタイトになっている!いや、明らかにメンバーの緊張感がコースととは全く違うのよ、ティムなんて、通常ならありえないようなミスを何度かしたくらいだし。なかでも、今回管理人がクリス側だったからか、クリスの熱演に気付きました。John5の在籍当時のライブでは、ジョンが首を激しく振りながらリズムを取っていたのを覚えていますが、クリスは演奏時に激しくヘドバンをしながら絶妙のプレイをしていました。マンソンの音楽にサウンド・エフェクトは欠かせない要素ですし、クリス自身が、当時のNINのメンバーとして、ナッシング・レーベルでトレント様とともにアンチをレコーディングした経験も活かされているのでしょう。そのせいか、アンチのアルバムの収録曲になると、まさに「水を得た魚」のようにイキイキと演奏しているのが見て取れました。いつかNYでマンソンがNINをバックに歌ったサプライズがありましたが、あんな感じかも。
ティムの演奏ですが、キラ星のような「バカテクギタリスト」の集団が、それこそ大量に出演した後で、自分のソロ演奏を披露するのは、そりゃーもう非常に「やりにくい」のだろうと思われます。
Sweet Dreamsのイントロでズレたり、ちょっとしたミスはありましたが、一切無表情でクールにやり過ごす彼の「美意識」と「プロ意識」の高さにはいつも驚かされます。ステージでは、とにかく一瞬も気を抜かず、「完璧な自己のスタイル」を貫いているもんねえ。
しかーし。だからといって、他のメンバーがマンソンのバンド内で自己主張できるわけがありませんがな。モニタに大写しされるのは、常に「寝転がったマンソン」「カメラに唾を吐くマンソン」「ズボンの中に手を入れるマンソン」「カメラマンを襲うマンソン」「ダイブするマンソン」とにかくマンソンだけでした。だってカメラマンを追いかけて捕まえてるんだもん。だから前で見なくちゃダメなのよね・・・後ろの人、よくわかんなかったでしょう。
そして気がつくと、ステージ袖には、演奏を終わった他のバンドの出演者たちが詰め掛けて、目を丸くしてマンソンのパフォーマンスを見つめていました。長髪、タトゥー、ヒゲだらけのオヤジ軍団が大挙して見ているのは非常に面白い光景でした。
そしてロブ。今回のツアーメンバーは、他のバンドでそれぞれ表看板をしょって立っている強者が集まって、それぞれが協力し合って「マンソンというステージ」を作り上げているようでした。ロブは、ファニーなゴスメイクをして、低い位置にベースを構え、手堅い演奏をしていたように思います。
クリスは、リフレクティングでサブドラムを叩き、一瞬の後にキーボードに戻る離れ業を披露していました。いや、確かにジンジャーもいたんですが、あんまり見てなくてゴメンね。
マンソンの客あしらいもこなれていて、フェスのためか、コール&レスポンスの反応が微妙でも怒ることはなく(だって客層がアレだし)、何度もダイブして、ファンにもみくちゃにされまくっていました。最後はダイブして、そのままステージ脇に走り去りました。
マンソン、メンバーの皆さん、お疲れ様。大阪も頑張ってね!
MM
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写真はこちら:
http://www.loudpark.com/gallery/
マンソンのEMDMの来日記念盤と、クリスの参加したACSSはこちら:

ファンフォーラムでアンチジャップが暴れています。なんとかしてくれ。
http://www.mansonusa.com/forums/showthread.php?t=52229
MTVで放映されますね。

LOUD PARK 07のライブの模様は、MTVにて11月24日(土)24時より放送予定(※初回放送、リピートあり)
http://www.mtvjapan.com/


MinistryやKilling Joke、Prongaや日本のバンドなどでも幅広く活躍したベーシスト、ポール・レイヴン(Paul Raven)が亡くなりました。享年46歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Raven
こちらに、彼の亡くなった時の状況について報告されています。スイスで、Treponem Palというバンドのレコーディングに参加する準備中に、飲み会の翌朝に亡くなっているところを発見されました。心臓発作と思われます。なんという悲劇・・・。
http://www.myspace.com/tedparsons
http://www.myspace.com/treponempal
http://www.mtv.com/news/articles/1572403/20071021/ministry.jhtml
アルが追悼文を寄せています:

MINISTRY mainman Al Jourgensen and members of KILLING JOKE have commented on the passing of bassist Paul Raven, who was found dead yesterday (Saturday, October 20) in a private home in a small French village on the Swiss border.
Stated Jourgensen: “I am in total shock. The world of music is a sadder, emptier place. Not only was Raven an extraordinary talent, but one of my closest dearest friends. Our condolences and prayers go to his immediate family. He will be truly missed by artists, musicians and his fans the world over.
“The one consolation is knowing Raven’s already hooked up with the right people and started a new project in the After Life.
“God’s speed, Raven. Rest in peace, you fucking pirate.”
http://www.roadrunnerrecords.com/

ニュースはこちら:

MINISTRY bassist Paul Raven was found dead yesterday (Saturday, October 20) in a private home in a small French village on the Swiss border after suffering an apparent heart attack. Raven (who is also known for his work with KILLING JOKE and PRONG) was in Geneva working with French recording artists TREPONEM PAL on their new release alongside drummer Ted Parsons (PRONG) and members of THE YOUNG GODS.
http://www.roadrunnerrecords.com/

以下、関連リンク:
http://www.myspace.com/killingjokeofficial
http://www.myspace.com/prong
http://www.myspace.com/mobresearch69
http://www.myspace.com/ministrymusic
http://www.thirteenthplanet.com/raven/
RIP
MinistryとKilling Jokeの作品はこちら:


うわ、マリブ火事だって。
洪水のNORAからマリブに越したら今度は大火かよ・・・。
とんでもない事になってるね。
http://www.fire.lacounty.gov/


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