only-5-dollars

トレント様がSpiralのブログを更新しています。
http://www.nin-thespiral.com/


ETSで、ブログの以下の発言内容が議論を呼んでいます。
「たった5ドルを払うのに何を揉めているんだ、80ドルならいざ知らず」
http://www.echoingthesound.org/phpbbx/viewtopic.php?t=27693
・・・いや、「クッキー詰め放題」とか「タイムセール」「食べ放題」に群がる群集心理みたいなもんじゃないですか。できれば自分だけ損をしたくないし、金も払いたくないって言う。メイナードさんも言っていましたが、「そんな事をしていると、まともに食えるバンドは売れ線のコピー連中ばかりになるぞ」うん、(どれも全く見分けのつかない)エモとか。
とりあえず、原文を以下に翻訳します。

10/27/07 :シャワーを浴びながら考えた事など・・・
私が今朝起きて考えた事はこれだ。
私がやりたいのは、自分自身の頭の中に閉じ篭って、ただ音楽だけをやっている事だ。私は新しいNINのプロジェクトの仕事を始めた、そして私が間もなくそこに這いこむであろう洞窟のドアは開いて、私を手招きしている、だが、ここ数週間の間、私はビジネスマンである必用があった。時には私はその帽子を被って、数式と戦略とその他もろもろに埋没することも気にしないだろう、しかし、私が本当にやりたい全ての事は、音楽を作る事だけだ。
私が最近ビジネス・モードだった理由はなぜかって?よくぞ聴いてくれた。見てくれ、音楽ビジネスは崩壊した、そして誰も何をするべきかを知らない。最終的に、どのようなレコード会社からも自由なアーティストとして、私は自分のやりたい事なら何でもすることができる――だが、それは一体何であるべきなのだろうか?
(どんな順序で)物事を進めるべきか:
A:まず、君自身を、君のアートを引き出せるような、向上心に満ちたクリエイティブな環境に置く。
B:そして次にそれを、どのように適切な方法で、アーティストとその作品と聴衆の双方に敬意を示しながら、聴衆に提供するべきかを決定する。
C:理想的には、それを経済的に有効な方法で行うべきだ。
私は、先ごろ、彼の新しいレコードをリリースするために、ソウルと私の選んだ戦略が、果たして実際に有効なビジネス・モデルであったかどうかを大いに疑っている。我々は、「手っ取り早く儲かる」ための手法としてはこれを実行しなかった。我々は、最も多くの人々に、我々が重要なレコードであると思う物を聞く機会を持たせるために、それが最良の方法であると感じ、また思ったので、我々はこれを実行した。これは、2007年10月現在の「市場」(私はそのクソな言葉が嫌いだ)において、最良のアプローチだという感触を得ている。私はそれが、アートを純粋に保ち、そしてそれが内容、あるいは君に提供された方法について一切の妥協を伴わなかったので、我々はそれをやった。そこにはiPodのCMも、携帯の着メロも、ビルボードの順位も、「ベストバイ」の限定キャンペーンも一切無く、・・・そして、一切の露出の議論も存在しない。
それは厄介な問題だ。どのように、出来る限り多くの人々に耳に入るようにしながら、しかもその過程で完全性を維持するべきか?
我々は、この方法でレコードをリリースする事で、それがある程度のプレスの興味を引くだろうと想定し、それを実行した。我々は、人々がダウンロードしてレコードを聞きたがるほどにに好奇心十分な事を希望し、そして、そう――我々は、人々がそれに対して支払う事を決めてくれるように希望している。
私は、幾つかのファンの掲示板上で目にした、「代金を支払うべきか否か」に関する幾つかの長い議論に、自分が驚嘆したことを認めなければならない。アーティスト専門の、活発な議論のある掲示板に登録した人々は、1時間の新しい音楽に対して、果たして5ドルを支払う価値があるのかどうかについて熟考している。音楽の持っている価値は、本当にそこまで重要性を無くしたのか?80ドルならば判るが、5ドルは違うだろう。
それはそれとして、我々の奥の手はレコードそれ自体だ。それはそれ自体で存在し、その周囲のビジネスのストーリーが次第に消えてしまったその遥か後までも、人々がそれを語り合うであろうものだ。
ビジネスの話題については・・・私はそれについてはもう十分に話し、そして考えた。私はいずれそれについて何らかの意見を言うつもりだ。
じゃあ、このへんで。
トレント・レズナー
今の気分:眠い
http://www.nin-thespiral.com/

niggytardustは、お金を払ってDLしましょうね・・・。ビデオの猫はブリティッシュ・ショートヘアさんかな?

NINのリミックス・アルバムはこちら:

関連記事です。アーティストたちが、自力で「資金管理」に乗り出しました。(レーベルの資金源として)自分の作品を着メロとして切り売りされることを拒否するアーティストとして、NINの名前が挙がっています。

In addition to Mr. Springsteen, other performers and bands, including Tool and Nine Inch Nails, refuse to form corporate partnerships. Mr. Guerinot says the Nine Inch Nails frontman Trent Reznor is a “purist” who puts the music and art first. Mr. Reznor even refuses to license his music for cellphone ringtones because he thinks that the 10-second snippets compromise the music’s integrity.
http://www.nytimes.com/


Youtubeに、Goon Moonのライブの映像がアップされています。UNKLEのサポートとして参加した時のようです。なかなかグダグダで、いや、のびのびと楽しそうでいいなあ♪

ファンサイトのbasetendencies様に、Goon Moonのライブの写真がアップされています。ジョーディー、ハロウィンの仮装みたいな帽子が可愛いですね。本当にこういう奇抜な服装が好きだよね。確かにNINでは無理だよなあ・・・。
www.basetendencies.com/
Goon Moonの試聴はこちら:
www.myspace.com/goonmoon
http://www.youtube.com/profile?user=jeordie
Goon Moonのアルバムはこちら:


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