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V-Rock Festivalに行って参りました。


以前にヘッドライナーを勤めたラウドパークと同じ会場とは言え、今回はフェス自体の意味合いが少々異質なため、果たしてマンソンの存在がフェスの流れの中で浮かないか、多少の不安はありました。
会場内は圧倒的にリアルなギャルが多数を占め、フリフリペチコートやゴスロリ厚底、パンクファッションの見本市のような状態でした。管理人の私見では、ロックフェスの客層というよりは、女性向けのお人形イベント(ドルパ)などと客層が被っているように思われました。
さて会場に着いたものの、何をして過ごしたものか途方に暮れて、トイレついでに離れ小島の某バンドのステージを見に行くと、何やらヴォーカルが客に踊りというかフリを指示していて仰天しました。「そなたたち右腕を上げるがよいぞ、呪われた片手を云々」どういう事かよく判らんが、最近のバンドはスカートを履いて盆踊りでもするのか?
悩みながら中央ステージに戻ると、こちらもどこかで見覚えのあるJ-POPのスターが歌っていました。そうか、今日は何でもアリの雑食イベントなのねと納得して、とりあえず飯を食いに行きました。
会場は以前のラウパのようにLとRのステージが交互に演奏する形式で、最前の位置はバンド毎に入れ替え式になっていました。しかしみんな行儀良く並んでるよなあ、さすが日本人。管理人は、並ぶ気力などはこの数日間でとっくに使い果たしていたので、迷わず指定を取りました。本日の盛り上げは前列の皆様にお任せします。しかし爆音が思いっきり割れてるよなあ。いつもながらメッセの音響は最悪だこと。
さて、ステージにおなじみの幕が引かれ、イントロの音楽が荘厳に流されます。今回グルーピーさんと距離があるから、全く気にならなくて気楽だわー。
そしてマンソンが現れました。既に右ブロックはびっしりとギャルで埋めつくされています。熱気がすごくて湯気が立ってました。
マンソンのMCは更にシンプルになり、「トキオーー!」と絶叫したり、「ランゲージの問題があるからな」と皮肉を言ったり、ヒアリングさせる気がないかのような早口で独りでまくし立てたり、もうなんかむちゃくちゃでした。
マンソンは今回は客に絡むよりも、バンドメンバーをいじる方に神経を使っていました。トゥイギーを、一部の腐女子が大喜びする構図で抱え込んだり、そのまま引きずりまわしたり、腹話術させたり(これはおかしかった)、催眠術をかけたり、まさにやりたい放題です。
眠らせといて、「ウェイクアップ、トゥイーギ!」とSweet Dreamsの前に絶叫して無理やりたたき起こしたり。そりゃそうだ、ラミがギター弾かなきゃ始まらないしね。
マンソンもトム・ヨークのように(なんとなく連想したの)アイバニーズ@黒を抱えてドライド・アップを弾き語りしながら、うっかりタイミングがずれたり、いつもよりも、なかなかお茶目な姿を見せていました。今日はなんかハイだなあ。もしかして楽しんでるのかな?
ヴレナも、Sweet Dreamsでマンソンにさんざんにいじられていました。こらこら、仮にも年長者を背後から襲ってはいかんだろう。ヴレナは爆笑しながらも、完璧な演奏をしていました。まあ、マイクスタンドが飛んでくるよりゃマシか。
そしておなじみトゥイギーとマンソンのマイク・パフォーマンスの「ファック」の応酬。どうするよ、日本ツアー以降、これがマンソンの定番パフォーマンスになったりしたら、他の国のファンに申し訳ないでしょうが!「やっぱり日本は変態の国なのか、なるほどね」と納得されたらどうするんですか。
「俺は日本が好きだ」と言ってましたね。その言葉がお世辞でないことを期待したいと思います。ぜひ、また気軽に日本に稼ぎに来てくださいね。いつでも日本のファンとギャルがお待ちしていますよ。

V-Rock Festival – setlist
We’re From America
Disposable Teens
Pretty As A Swastika
The Love Song
Irresponsible Hate Anthem
Devour
Dried Up Tied And Dead To The World
Blank and White
Dope Show
Four Rusted Horses
Rock Is Dead
Sweet Dreams
Rock ‘N’ Roll Nigger
(Encore)
The Beautiful People



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