girls

サマソニ東京に行って参りました。


今回のお目当ては、Pitchfork推薦の新人アーティスト、Girlsです。前回の初来日を逃し、期待に燃えて(萌えて)参加しました。
いや、別に例のNSFW(腐女子)なPVに期待していたわけじゃありませんが。
今回初めてビーチステージに行きましたが、砂に足を取られて何度も転びそうになりながら、炎天下をふらふらしていました。舞州の砂埃もかなりハードでしたが、今度は砂嵐ですか。DUNE砂の惑星みたい。
セッティング時に、スタッフがカサブランカ(白百合)とアナベル(白紫陽花)の花瓶をあちこちに置いていましたが、ベースのモニタの脇の花瓶が潮風で何度も転倒していたのがおかしかったです。花が重すぎなんですが。
開演前にスタッフから「今回、ギターの友人が交通事故で亡くなったため、来日公演には参加できません。また、キーボードも参加しません」と不吉なメッセージを読み上げられ、会場が一瞬ざわめきました。大丈夫かしら。
バンドのフラッグも、それ以外の装飾も何もないガランとしたステージに、白い花だけが葬儀の祭壇のように飾られた異様な雰囲気の中、メンバーが現れました。
ボーカルのクリストファーはPitchforkのライブ映像よりも更に短く刈った頭をグリースで撫で付け、水玉シャツに白いパンツというお洒落な出で立ちでした。
今回、アクシデントのため通常の5人からわずか3人のライブに変更されたためか、いつもよりエフェクトを多用した、ノイジーでサイケなサウンドになっていたように思います。いや、シューゲーザーかと思ったくらい。Velvet Undergroundに物凄くノイジーな曲があるけど、全編あんな感じ。ちょっと違うか。
しかし、面白いもんで、こういう場合、いつも聞いているCDのサウンドから、勝手に脳内で補完するんですね。オブリガートやカッティング、コーラスが頭の中で聞こえてきたので、別に困りませんでした。私だけかしら。
ドラムが途中でスタッフに「マイクの音量上げて!」と指示していましたが、コーラスもなかなか大変そうでした。
クリストファーはいつものように(って初ライブだけど)苦悩するような表情で声をしぼり出し、ノイズにかき消されそうになりながら切々と訴えるように歌い上げていました。観客からも手拍子や合唱が起こり、暖かいステージでした。後ろを振り返ってないので、全体の様子は判らないけど。
また、日本の観客の特徴は、静かなバラードで、本当に水を打ったように静まるところなのね。演奏後はちゃんと盛り上がるけど、アーティストは一瞬不安になりそうですね。
さすがにシングルのLust For Lifeは歓声が上がり、手拍子も起こりました。
今回はイレギュラーな編成でしたが、ぜひフルバージョンでのライブも見たいと思います。また来てね!
で、砂場で疲れたのでそのまま帰宅しちゃいました。前日のATRで飛び跳ねたのが効いたのかも。もう携帯もバッグも砂だらけ。今度は屋根のある場所でお願いしますね。
サマソニオフィシャルに写真がありました。
http://www.summersonic.com/2010/livereport/0807/beach_island/index.html
Girls
Girlsはこちら:
http://www.myspace.com/girls
クリストファーのインタビューはこちら。凄く判りやすいの。
http://www.faqmagazine.org/ChristopherGirls.htm
あ、カメラ私とおそろいだー。
http://www.newaudiogram.com/premium/manyuki/027101658.php
追記。今回やむなく欠席したギタリストが事情をコメントしています。亡くなった友人のバンド名が縁起でもないなあ(早死にって意味)一緒にツアー中だったバンドも「葬儀用薪」ってあんまりです。
http://www.myspace.com/girls
http://www.cdjournal.com/main/news/early-graves/32899
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