manson studio coast tokyo

只今、新木場より帰還致しました。


簡単にセットリストを載せます。曲順や曲目など、記憶違いがあったらごめんなさい。

Marilyn Manson Studio Coast Tokyo 10/18

  1. intro (f.schubert)
  2. if i was your vampire
  3. disposable teens
  4. mobscene
  5. tourniquet
  6. irresponsible hate anthem
  7. just a car crash away
  8. sweet dreams/lunchbox
  9. the fight song
  10. putting holes in happiness
  11. heart-shaped glasses
  12. dope show
  13. rock is dead
  14. reflecting god
  15. antichrist superstar
  16. beautiful people
  17. ending

ソールドアウトの会場内は、ファンの熱気に溢れていました。25分以上押して、SEがプロディジーに変わった時点で客電が落ち、場内は悲鳴に包まれました。ロブがプロディジー出身だからかな?
http://www.youtube.com/watch?v=CD5I-srSIbc
ステージには結構厚手の赤いMMのロゴを描いた黒い幕が翻り、静かにシューベルトが流れます。今回のツアーのテーマとなっている、ヴァンパイアをモチーフとした映画「ハンガー」のサントラですね。
不協和音とともにドラムがカウントし、マンソンの地獄の底のような陰々滅々とした詠唱が流れます。”Six am, Christmas morning…” うおおお。久しぶりだな貴様、とりあえずまだ死んでなかったか!と感慨に耽る間もなく肋骨が折れそうに潰されます。
なんとか体制を建て直し、幕の落ちたステージを見ると、あら、いつもの場所に違う楽器を持ったティムが。
ティムのメイクと衣装は面白かったねー。いつもお洒落さんなんですが、今回は特に。
メイクは白めのファンデに(北欧なので元々色白だけど)、右目だけラメのブルーのパンダメイク、黒いルージュ。そして衣装はと言えば、「帽子を忘れたDepche Modeのマーティン・ゴア@天使コス」ですがな。いや、張りのあるコットンの黒いシャツブラウスに、同素材のケープが着いているんですが、それが鳥の羽根みたいなイレギュラーヘムなの!いつも面白い服を見つけてくるなあ。ボトムは光沢のある黒レザー・キルティング素材のサロペット(胸当てのあるキュロット)で、丈はひざ上まででした。そして、まぶしい白い肌(いわゆる絶対領域)を見せ付けるように、ソックスガーター(黒)とハイソックスをつけ、厚底のブーツを履いていました。いや、ここまで細かく見るファンもあまりいないと思いますが。
マンソンは今回、インナーに上着で変化をつける方法を選んだようです。その方が時間が掛からないしね。
インナーは、シルク風のゆったりとした透け感のある素材のタンクトップ(カットソーではない)に、大きなライフルのパッチワークが施されていました。曲に合わせて着替えていたジャケットも、黒のシンプルなものが多かったように思います。
また、今回、会場が非常にコンパクトだったため、椅子などの大掛かりなセットが組めなかったのもあるのでしょうか。あくまで「演出」よりも「歌」自体を聞かせよう、という印象を受けました。
マンソンは先日のインタビューで「自分はメイクに10分も掛からないし、メーキャップアーティストもスタイリストも使わない」と言っていましたが、うん。そのメイクはお手軽だと思う・・・。いや、いつもの「横線+アイライン」なんですが、アイラインが蛍光ピンクなのね。ブラックライトで光る素材の。怪しいです。
1曲目で出てきたときに、長い上着を着ていたんだけど、結構マメに着替えていました。なかでもファイト・ソングで、ステージ上にリングを模した赤いロープをめぐらして、自分はMMロゴの入った白いシルクのガウンを着て、天井から吊り下げたマイクをおもちゃにしながら歌っていたのがおかしかったです。あんまりマイクが良く聞こえませんでしたが。
今回の演出は、デヴィッド・ボウイのツアーを演出した人物に依頼したとかちょっと聞いたことがあるけど、ウィットに富んだ面白い仕掛けが満載でしたね。
「自分はスキャンダルをステージに盛り込む」と言っていたように、曲間にはSEとして映画のワンシーンのような男女の会話が流れます。また、Just a…では、パトカーのサイレン(回転灯)がやかましく流れ、「男の情けなさ」を縷々と、切々と歌うマンソンに思わず貰い泣きしそうでした。男〜心の〜未練〜でしょーかー。
で。今回のアルバムでは
1.前の女
2.次の女
がモチーフになっているんですが(暴言)、この手の「ダウナーな」歌はもちろん「前の女」の部類だよねー。
いや、PHIHやHSGなどのような「アッパーな」シングル系は明らかに後者なんですが。
でさ、話が前後するけど、時々マンソンがステージ下手を見て歌ってたじゃない?あそこに可愛い彼女が来ていたのね。
今回、エヴァンのヘアスタイルはクラシカルなウェーブで、メイクは赤いルージュにはっきりとしたアイラインで、往年のキム・ノヴァクを思わせる美貌でした。若いながら、その存在感は明らかにディータと比肩していたと思います。
ドレスは黒いパフスリーブのワンピースで、胸の下でギャザーを寄せたシフォン素材のようでした。可愛い系が似合うのね。
いや、今回、管理人はこの子の恐ろしさを思い知ったですよ。
「アンチ」で、みんなが拍手+拳を振り上げるイントロがあるじゃない?あそこで何気なく袖を見た管理人は我が目を疑いました。
エヴァンが「ハイル・ヒットラー(ジークハイル)」の正式な敬礼をしている・・・。
エヴァン・・・あんた・・・エヴァ・ブラウンだったのか?
ちなみにナチ式敬礼の正式な方法は、一旦胸に手を置き、右斜め前方に突き出します。
http://en.wikipedia.org/wiki/Nazi_salute
http://youtube.com/watch?v=kyd38w9zF5o
うおおお、これ本当にやってるのを見たのは初めてだよっ!いや、管理人はナチサイトを持っている独軍ヲタなので異様に詳しいんです。どうした、ティムにでも教わったか?実はティムも詳しいのよ、自分のピックに親衛隊のドクロをアレンジしたロゴをつけるくらいだから。
ちなみに、皆さんは決して(特に西欧人の前で)真似をしてはいけませんよ。
しかも、その非常にヤバい敬礼を、ガムをくちゃくちゃ噛みながらニコニコ笑ってやってるんだから、もう空恐ろしいとしか言いようがない。エヴァン・・・恐ろしい子!(言ってみたかっただけ)
で、他のメンバーですが。ときどきこちらに走ってきてくれるロブが可愛かったなあ。結構筋肉質で、タトゥーだらけの「かっこいいアニキ」系ですね。
そして、はるかスモークの彼方に「キ印」(セレブリタリアンのシンボルのロレーヌ十字架のマークでもありますが)のキーボード・スタンドで、大昔のジムザムそっくりのメイクをしたクリス・ヴレナがぽつんと見えました。今回、クリスは大活躍をしていましたね。サブのドラムも叩いていました。
そしてジンジャー。悪いけど、管理人はクリスのドラムの方が好きでした。ごめんなさいね、せっかく戻ってきてくれたのに。ジンジャーは大人気で、ずっと奇声を張り上げてジンジャーコールをしていた「ジンジャーギャル」もいましたね。
また、サウンドはかなり良かったと思います。マンソンもそんなに機嫌悪くなかったようだし、まあまあいい方なんじゃないの?
MCでちらっと「ノリが悪い(ぼそ)」とか言ってたみたいだけどー。気のせいかな。きっとそうね。
ティムのソロも聞きほれるほど良かったですよ。カスタムの楽器も良く鳴っていたしね。アンチで赤い楽器に持ち替えていなかった?
曲間に、お人形のように小首をかしげて客席を見ているポーズがかわいすぎます(鼻血)
最後に、深々と一礼をしてステージを去りました。さすが!
蛇足:アンチの背後の垂れ幕の、ニュルンベルグ大会風のショックマークの矢印のラインが太すぎます。演台のマークと太さを揃えてくださいね。もう長年見てるからか、細かい事がいちいち気になって仕方がないのよ。
あと、マンソンがジンジャーのオデコをぺシ!と叩いていたよね。いや、軽い突っ込み程度に。なんか言い返されたのかしら。
レアトラックと映像が満載の、来日記念限定盤はこちら:

腹減った・・・なんか食ってから寝ますね。ラウドパークも行きます。
http://www.loudpark.com/
フォーラムにも書いてあげてね。
http://www.mansonusa.com/forums/showthread.php?t=52228


おまけ。なんか、凄く懐かしい物が落ちていました。私、ここにいたよ・・・。(一緒に居た人、挙手をお願いします)
あれからもう10年経つのかよ・・・。
marilyn manson live at Shibuya Club Quattro


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