kraftwerk

幕張メッセで開催されたNo Nukes 2012に行って参りました。


原発反対の立場を訴えるアーティストたちが「自然エネルギーへの移行」「アクションを起こそう」と社会に訴える目的のフェスでした。ライブでも、Sight誌上でおなじみの専門家がビデオレターで訴えていました。いやー、会場の外でソーラーパネルの売り込みをされたり、太鼓をたたいてデモ行進していたらどうしようかと一瞬不安になりましたが、特に混乱はありませんでした。
今回、エコとは全く無縁の私が遠路はるばる幕張まで行ったのは、もちろん伝説の彼らを見るためでした。クラフトワーク!Kraftwerk!字面からして無敵のかっこよさ、ダンディーでモダンな紳士たちは、一体どんな魔法を見せてくれるんでしょうか。
トリ前は今回の発起人である教授とYMO、小山田君らの豪華混成チームでした。ホーンセクションまで加わって、いきなりレディオ・アクティヴィティー♪から始まったライブはまさに全盛期、黄金期のYMOを彷彿とさせるキレキレの演奏でした。
教授、アナログシンセを全部手弾きしてるのねー。あの速いパッセージを華麗に弾きこなしながら、片手で高々とアルミの棒の旗をブンブン振り回す気力には脱帽しました。すごいです。
音響はかなりクリアでしたが、やはり前方で聞いたためか、ベースラインに教授のキーボードのメロディーラインが一部かき消されて残念な状態でした。ですが、やはりUstの中継などでは到底味わえない、肉体が奏でる生の演奏のダイナミズムは、総毛立つほどすばらしい体験でした。一瞬、小山田君がアリーに見えました。なんでかな?
そしていよいよトリのロボット軍団です。ステージにしずしずと4台の書見台のような機材が運ばれ、LED照明を点灯すると、会場からどよめきが起こりました。客電が消え、4体のロボットが入場します。その姿に会場からまたも悲鳴が。
どう表現したら良いのでしょうか。ラバーのような黒いタイトなボディースーツに、一面にメッシュのLEDのラインが走り、楽曲と映像に合わせて色彩がかわります。管理人は一瞬、中国古代のヒスイの金縷玉衣を連想しました。そうか、ロボットがコンセプトなのね。
最初の曲はYMOもカバーしたRadio Activityです。歌詞の一部を変え、フクシマについて日本語で訴えて、会場の喝采を浴びていました、
また、途中で一部のシーケンサーがズレはじめ、メンバー同士が顔を見合わせるという珍しい場面にも遭遇しました。また、伝説の鮮やかなボコーダー声をはじめて実際に耳にすることができて、感激しています。素敵だー!ビンテージのロボット3体と、やや若いロボット1体は、伝説の日本公演でも披露した日本語バージョン「電卓」を歌い、会場を後にしました。鳴り止まぬ拍手に答え、アンコールを演奏しながら、一人ずつお辞儀をして会場を去っていく、というハイドンのようなお洒落な退場をしていました。また見られるといいな♪
写真がアップされています。右側にビデオカメラがいたよね。
http://ro69.jp/quick/nonukes2012/detail/70035

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