tool@diamond hall

ただいまTOOL名古屋公演より帰還いたしました。定員420名と記載された会場、観客1000名程度。


いや、どうしようか当日のお昼まで悩んでいたんですが、結局、新幹線に飛び乗って行っちゃいました。
とりあえずセットリスト・・・。
Stinkfist
Swamp Song
Forty Six and Two
Schism
Right in Two
Opiate
Wings pt.1
10,000days
Lateralus
Vicarious
Aenema
まず、ヴェニューの感想から。名古屋のお客様は皆様耳が肥えていて、ライブでもとてもクールな方が多いとお伺いしていたので、どうなることかと内心冷や汗ものでしたが、反応は予想外に良かったと思います。ガイジンも必用な場面でだけ騒いでいました。
ダイアモンドホールは、非常に小さい会場で、天井も低く、CRTの4連幕がやっと置ける高さしかないため、もちろん10,000daysの幕もありませんでした。ダニーさんの巨大なドラムセットも天井につかえそうに感じました(大げさ)。また、奥行きもほとんどなく、ステージ上にしつらえた雛壇も余計に狭さを強調していました。こんな狭くて大丈夫なのかしら・・・まるで、初来日のマンソン公演@クアトロの時みたいな感じだなあ。
しかし、この狭さが幸いしてか、ライティングでは嬉しい誤算がありました。通常、フラッシュ照明で客席を照らし、自分達の姿を消す演出がありますが、会場があまりにも狭いため、強い照明が当たるたびに、メンバーの姿が終始丸見え状態でした。おそらく、海外のどのヴェニューでもありえない光景ではないでしょうか、こんな丸見えのTOOLなんて。
そして、サウンドにも触れないわけにはいけません。開演前に我々はビルの階段に延々と並ばされたのですが(以前の新宿リキッドみたいに)、ドアの外にかすかにリハーサル音声が聞こえてきました。また、会場内に入って、いつものSEを聞いた時点で驚きました。なに?ここリキッド並みに音がいいじゃない!いや、音のバランスがいいっていうか。テクノの低音がズンズン来るし、大音量でも割れないし。これは良さそうかも。
そのうちに暗転し、客席から割れんばかりの歓声が。最終日とあって、ファンは最高潮です!
そして、メンバーが入場しました。私は基本的に、バンドメンバーが何を着ていたか、誰と誰が怪しい関係にありそうなど、瑣末な部分で妄想してみたいとも思いませんし、音楽以外のそうした遊びの部分はほぼ無意味なことだと思っております。が。(管理人瀕死)はっきり言います、バカですこいつら(すみません)。
メイナードさんがおもむろにマイクを掴み、いつもどおりにStinkfistを熱唱します。が、なんか変?そもそもアンタ誰?赤頭巾ちゃんの狼?いや、シルバーの狼のお面を被ったオレンジのパーカの変な人ですか?
だからさあ、取ろうよそういう変なお面は。美声がくぐもって聞こえちゃうじゃないか。でも、絶妙のPAバランスのお陰で、歌詞まではっきり聞き取れました。
そして2曲目を歌ったのはマペットさんです・・・って、あのなあ・・・。
いや、自分はしっかりハンドマイク@拡声器を抱えているんだけど、左手にはめたヘビのマペットが、マイクにかじりついて、舌を出してパクパク熱唱してるの・・・。しかも、反り返ってリズム取ってるし。
もう、笑う気力もない異様な光景に1メートルくらい引きながら(でもしっかり見たけど)、メンバーやスタッフは、ファンのブログやコミュニティでの反応を逐一チェックして面白がってるのかなあと一瞬考えましたが。ほら、ちゃんとここに書きましたよ。
歌いながら仮面の鼻をむしり取り、客席にぽーんと放り投げるサービスも。途中から、変なシルバーのお面は外し、いつものサングラスになりました。ああ良かった・・・。
余談だけど、このお面は名古屋駅のハンズで買ったのかな?同じのが売ってるかどうか翌日チェックしちゃったわよー。
ああ、お面はどうでもいいから。ダニーさんのドラムは、トラブルに備えて、本日もスタッフが影で控えていました。途中スネアかなんか丸ごと取り替えていなかった?でも、前回ほどの問題はなかったようです。
で、熱唱するメイナードさんをしみじみ見たら・・・め、目のやり場が・・・。
股間(ベルトのすぐ下のジッパーの辺り)に蛇口が(そう、水道の)ついてるし・・・。
(・・・・・・・・・・)
もうね、私はこんな所まで数時間掛けて来て、いったい何をやってるんでしょう。気力も体力も全て萎え果てた瞬間でした。
ファンサービスなのか?APCでもやっていた、いつものいやがらせ(偶像破壊行為)なのか?よくわかんない・・・。
えー、なんとか気力をふりしぼって続きを書きますね。もう、何もかも、かなりどうでも良くなったんですが。
ダニーさんとふざけ合うシーンも。間奏でフェイント3回も掛けて笑い合ってるんですが、メイナードさん・・・ドラキュラのお面で笑わないようにね・・・。歯並びが妙にいいと思ったら・・・。
でさ、別にいいんだけどさ、股間の蛇口からみんなに水を飲ませ(略
えー、このへんで一旦リセットしていいですか。以上の文章はすべて忘れてください(泣
インターバルのシーンでは、上記のようなバカもやっていましたが、今回の一連のライブで最もリラックスした表情でメンバーが談笑していたのが印象的でした。リラックスしすぎて、メイナードさんが仰向けに寝転がっていました。酔っ払いですか。
Wings連作では、ありえないくらいメイナードさんの歌が良く聞こえました。単語のひとつひとつ、抑えた感情からクライマックスまで、ヴォーカリストとしてのダイナミックレンジの幅の広さ(変な表現)を改めて実感させられました。
メイナードさんの喉は、今回まさに完璧な状態でした。いつもは2,3秒で(エフェクトのリバーブ任せにして)止めてしまう長いフレーズも、シャウトも、すべてそのままの長さで歌っていました!おお、絶好調かも?
また、ラタララスのイントロでは、映像のゆれる炎をみつめて、気持ちを映像にシンクロさせているかのようでした。
バンドの演奏が白熱していたのは言うまでもありません。これが本来のバンドの実力だったのですね!はっきり言います、今回の日本公演で最高の緊張感と、最高のリラックスでした。妙な表現ですが、「バンドとしての完成度」が最高の状態にあったと思えます。
AENEMAの前にマイクを持ったメイナードさんは、流暢な発音で「どうもありがとうございます」と挨拶し、”See you very soon”と言い添えました。えっ?ええっ?
また来てね。じゃあね、おやすみなさい。
そして管理人は、これをブログに一体どう書いたら良いのかと、途方に暮れながらホテルに戻ったのでした・・・。
このへんを参考に:

TOOL ARMY(閲覧は要登録)に日本でのライブの写真が追加されています。
現在発売中の雑誌、Penの、ロックのデザイン特集で、TOOLの10,000daysが紹介されています。なかなか面白い切り口の特集記事です。

10,000 daysはこちら:


海外記事より。新譜についてのトレント様のインタビューです。
こちらに翻訳しました。赤いキャンデーと青いキャンデー、どちらを選ぶ?でも、もしも違う方を選んだら?
こちらも読んでね。
Year Zeroはこちらでご予約ください。

Nine Inch Nails:イヤー・ゼロ〜零原点
NINのライブDVD、BYITはこちら:


TGの新譜だそうです・・・。
TGのMyspaceはこちら:
http://www.myspace.com/throbbinggristle
アルバムはこちら:

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