studio coast

新木場に行ってまいりました。


コーストの前では、冷たい雨に打たれながら、傘もささずに盛装したゴスっ子たちが震えていました。ほぼソールドの会場は、ファンの熱気でむんむんしていましたが、さすが暑がりのマンソンのこと、スモークマシンと空調が鬼のように効かせてありました。ステージにはいつものような黒い幕が引いてあります。今回のSEのBGMはめちゃくちゃな選曲で、いったい誰のiPodだったのか謎です。やっぱりトゥイギーかな?ボウイやカテドラルやドゥームメタルやTOOLまで。30分押しの会場では、時折スタッフが袖から顔を出して「ほい」とピックを投げ与えていました。撒き餌か?
で、幕が落ちるやいなやいつもの殺人的なモッシュが始まり、管理人はまっさきに踏まれて死ぬかと、いや、自分がモタモタしてるのが悪いんですが。でも、何も後ろから殴らなくてもいいのになあ。
ここで曲順です。

Antichrist Superstar
Disposable Teens
Love Song
Little Horn
Dope Show
Rock is Dead
Tourniquiet
Personal Jesus
Mobscene
Sweet Dreams
Irresponsible Hate Anthem
(encore)
1996(Spoken Version)
Beautiful People

ちなみに、アンコールの「スポークン・バージョン」ってのは、トゥイギーにイントロのガジャガジャだけ演奏させて止めて、あとは歌詞をどなる、という、見ていてどうしたらいいかわからない謎な演目です。最近よくやってるみたいね。
また、ガイジンがギャーギャー騒いでいて、マンソンがメイナードさんみたいに「シーッ」と静かにさせたほどです。そのせいか、ビューティフルの入りをミスってやり直してるし。珍しいよね。
今回、全面的に歌に不満が残りました。きっとライブ前にゆっくりお酒をいただくせいかも知れませんが、妙に呂律がアレなところもあったし、よく座り込んでたしなあ。
メンバー其々の服装は以下の通りです。
マンソンはフリルのついた黒いブラウスに皮パン、時折キチガイ帽子屋みたいなトップハットや、トレードマークのキ印のついた(ロレーヌ十字ね)ジャケットを羽織って演奏していました。ヘアスタイルは片モヒカンで、メイクは白塗りに右目の下だけ蛍光ピンクを書きなぐってありました。
トゥイギーは、いつものコットン素材のタイダイ染の生成りの薄汚れたミニワンピースに、黒いタイツで、細い脚で颯爽とかけまわっていました。最初の曲だけ、ハリウッドの特殊メイクアーティストに特注のゴムのお面をかぶって出てきました。素顔はかわいいのになあ。
そして新入りのおなじみグーンムーン組のフレッドは、肩にグラムな羽飾り(オストリッチ)を飾った、五分袖のタイトなジャケットで、グラムに決めていました。メイクもばっちりなんだけど、ニカーとファンに笑顔を見せると、前歯のウサギさんみたいなすきっ歯がチャーミングでした。時々、トゥイギーとお揃いのサンダーバードに持ち替えて、猫背で低いポジションでガシガシ弾いていました。結構上手いじゃないか。
そしてこちらも新入りかつ実力派ドラマー(最強助っ人)のジェイソン君は、遠くてほとんど見えませんでしたが、タイトかつ重量感のあるドラミングは、安心して聞いていられました。でもヴレナの音のほうが良かったな・・・。
そして何より、今回はパートがひとつ欠けていたため、音の致命的な薄さがどうしても違和感として残りました。脳内でキーボードを補完しながらいちいち曲を聴いてると情けなくなります。テープもいいけど、やっぱり誰か頼もうよ・・・・。
そして、前回のライブでやった例の「ファック」合戦ですが、今回もやっぱりやっていました。
「おいこのホモゲイ野郎、俺のボーイフレンド!コリャコリャこの野郎アハハ」とまあ、見ているこっちが赤面して呆然とするような露骨な絡みを見せていました。トゥイギーと。
そう、ドラムもベースもなんとなく所在なさげで、途方に暮れていました。こらこら、君たち空気になってるよ!
マンソンは前回よりもすこーし(昨年のモデル当時よりもという意味)締まったようで、みっちみちのおなかもチャーミングでした。顎のラインは気になるところのシェーディングを姑息にかまし、片方のヘアスタイルでカバーしていました。あのなあ。
今回、ティムの曲(モブシーン)を演奏する前に「みんなトゥイギーに感謝しよう、トゥイギー!」と露骨にヨイショしていたのが笑えました。そうだもんなあ。今度はだんだん別の曲もレパートリーが復活するんだろうな。
そして、ラブソングの前にはナチ帽ね。やっぱりこれがなくちゃね。別に全身そろって黒服着ても、日本ではなんの問題もございませんわよ♪
今回のお気に入りはリトルホーンでした。声はアレでしたが、音程もかなり問題ありでしたが、やっぱりライブのヴァイブが違うよねー。大昔のクアトロ渋谷を思い出すよ。
気が付いたらもう15年近くもマンソンのファンをやっている管理人ですが、多少のアラも見えてきましたが、やっぱり彼に会うと笑顔になれる自分に気づきました。
さて、明日もがんばるか。おやすみなさい。
皆様もがんばりましょう。
ロッキンオンさんとお話しですって。酒飲んでるんじゃねーか。
http://ro69.jp/blog/rockinon/65125



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