coast 2

スタジオコースト2日目に行って参りました。


前回はフレッド側で圧死寸前だったので、今回はトゥイギー側に避難しました。この目論見は大成功で、ライブを十分に堪能できました。
なにしろ目の前にはラミがスカート履いて立ってるし、それだけでも鼻血ものなのに、ひんぱんにマンソンが歩いてきてラミに絡むし。ラミも客を腕組みしてヒマそうに見下ろしたり、唐突に剽軽なポーズでおどけたり、変なお面をつけてスキップで走り回ったり(してたのよ本当に)、とにかくラミを見ているだけで全く飽きませんでした。基本的にラミは体型が全く変わらないのねー。細い脚は黒タイツ一枚で、大股開きで演奏すると、思いっきり目のやり場に困ります。いったいどこを見ればいいのよー。最前列のお姉さんたちが困ってたわよー。
というわけで、本日はマンソンの歌詞のいい加減さや、音程の微妙さ、すぐに座り込む様子や、投げやりなMCなど、全くと言っていいほど気になりませんでした。フレッドやジェイソンなんて霞のかかった深山の遥か彼方にいるようでした。いやマジでスモークすごかったし。
マンソンがブン投げたマイクスタンドやマイク、LED照明つきのハンドマイクなどを、脱兎のごとく駆け寄った日本人のスタッフが置きなおすと、瞬時にそれを蹴倒すマンソンの無限のループが、まるでスポ根漫画のギャグを見ているようでシュールな光景でした。いやー、今回セットに全く金かかってない分、こういう姑息な手段で視覚的効果を演出しているのか。違うか。
セットといえば、アンチに演壇がないのがアレですね。きっと日本やオセアニアだから地味で、全米ツアーでは豪華なセットが復活するのだと信じたいですね。うん。
また、先日のロッキンオンとの会話で思わせぶりな発言をしていましたが、おそらく新曲のお披露目は、4月に予定しているリボルバー誌のゴールデンゴッズ・アワーズでのパフォーマンスなどの機会になると思います。
昨日と唯一違った点は、1996のスポークン・バージョンが一部演奏が入ったことです。やっぱり朗読だけだと締まらないしね。個人的にはトゥーニキットのトゥイギーのノイジーでブルージーなソロが気に入りました。よく聞くといろいろ面白いことをやってるのね。
また、トゥイギーの衣装ですが、本日は首の青いメイクの絵の具が移ってなおさらカオスな様相を呈していました。これはアレだ、思いっきりどこかで見た光景だ。そうだ、ホーリーウッド当時、トゥイギーがたった1枚の衣装の着たきり雀状態で、白いワンピースがだんだんすさまじいボロさと汚さをきわめていましたが、その光景を思い出します。5月のアメリカツアーまでそれを着てしのぐつもりか!もう1枚予備はないのか!?
予備といえば、マンソンの帽子がいろいろ面白かったです。モブシーンやラブソング、ドープショーの小道具として欠かせないアイテムですね。女性のアシスタントがちょこまかステージを駆け回って、いちいちマンソンに衣装を着せ掛けていたのがおかしかったです。きっと彼女は黒子役で、観客の目には見えないことになってるのね。そうに違いない。
いや、冗談抜きで昨日より演奏と歌がだいぶマシになっていました。たった1日でこの違い。やっぱり長旅の時差ボケだったのか。そうか。
以下のセットリストは昨日同様です。

Antichrist Superstar
Disposable Teens
Love Song
Little Horn
Dope Show
Rock is Dead
Tourniquiet
Personal Jesus
Mobscene
Sweet Dreams
Irresponsible Hate Anthem
(encore)
1996(Spoken Version)
Beautiful People

ポケモンライトとスモークがすごかったです。写真は管理人のオリンパスの安コンデジです。
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