coast_nin_03

コースト3日目に行ってまいりました。


まず、セットリストです。
2007/05/20 studio coast
01. hyperpower! (intro)
02. the beginning of the end
03. survivalism
04. terrible lie
05. heresy
06. march of the pigs
07. the frail
08. the wretched
09. closer
10. capital g
11. burn
12. help me i am in hell (set change)
13. me, i’m not
14. even deeper
15. wish
16. the good soldier
17. the big come down
18. mr. self destruct
19. down in it
20. the day the world went away
21. hurt
22. the hand that feeds
23. starfuckers, inc.
24. head like a hole
まず、客電も落ちないうちからトレント様が、濃霧の中から腕を振り上げて客席を煽ります。ジョシュのドラムは、まさに鋼鉄のようで、大きく振りかぶる腕が頼もしく、印象的でした。
本日は、全体的にかなり「ライブ的」な流れというものを主眼に置いた選曲ではなかったかと思います。自然な流れと、意表を突いたアクセント、そして嬉しいサプライズまで。
まず、MR. セルフ・デストラクトですが、アレッサンドロがいつものキーボードセットを飛び出して、ギターを持って前列に並んだのには驚きました。うわー、初来日のMINISTRYのステージの再現かしら。もしかして、私は夢を見ているの?(ギターもやはり、なんとなく淡々と弾くアレッサンドロでした)
そして「ヘレシー」のような、定番でありながらなかなかライブで聞けない曲も。しかも、それらがすべて「単なるCDの再現」ではなく、血肉のある見事なライブ・アレンジに練られているのが嬉しいですね。
しかし、そのアーティスト側の熱意を受け止めるべき我々の方にも、多少の問題はあったようです。MOTPのコーラスで、会場に向けられたマイクに返ってきた声は、ほぼ沈黙に近いものでした・・・。
トレント様は険しい表情になり、しかし毅然と演奏を続けます。
The Frailでは、今までに聞いたことのないような、緊張感に満ちた(ものすごい力でキーを叩いているのがわかる)演奏となりました。その緊張感は、CDで続く、The Wretchedへと見事につなげられました。
そしてこの3日間で初のCLOSER。定番中の定番なので、やはり無いと寂しいですよね。
また、会場の印象なのですが、確かに盛り上がりはしているのですが、その歓声がなぜかあまり長く続かないように思われました。曲間には短い、不用意な沈黙もありました。いわゆる、ノリの悪い「重い客」だったのかしら我々は(汗) ここ東京ですよね?明後日の会場じゃありませんよね?(ごめんなさい)
しかし、天国のようなセットリストがすべてを帳消しにしました。なかでも、The Fragile収録の個人的なお気に入りナンバーをたたみかけられて、管理人はもはやボディブロー状態でした。もう、どうにでもしてくださいな・・・。
Even Deeperは言うに及ばず、TDTWWAなんて、まさか日本で生で聞けちゃうとは思ってもいませんでしたよ!
ななーなー、なーななーなー、ななーなー(すいません、自分、ちょっと壊れてます)
そしてHURTと短い感謝のMCとともに、THTFで、ああ終わりなのかなと思った矢先に、その最大のサプライズは待ち受けていました。
イントロを聴いてギャーッと絶叫した管理人。マジですか。サマソニのリベン、いや、えー、再現ですかっ!
トゥイギーが楽しそうにニヤリと笑い(そりゃそうだよなあ)、アーロンがブチ切れたように暴れまわり、ジョシュは鬼のように正確かつエモーショナルなプレイを、そしてアレッサンドロはスマートに超絶技巧をこなし、そして、トレント様は客席に挑むかのように皮肉な歌詞をたたきつけます。それって誰に向けた歌なんですかと、ぜひ一度聞いてみたいけど怖すぎる、ああ、もう間奏だ・・・。
「ドーンチュー?」
水を向けられた観客は、ここを先途と狂ったように絶叫を返します。いつまでも、いつまでも、いつまでも、いつまで、いつま(ジョシュの無慈悲な轟音の四つ打ちにさえぎられる)いつまでやってんだよ。
「スター、ファッカー!」
トレント様の絶叫とともに、トレント様が会場に大量に撒いた、パレピン入りのミネラル・ウォーターを浴びて、多幸感の病に冒された観客は、一瞬のうちにモッシュになだれこみました。
まさか、このような隠し球があったとは。いや、不意をつかれましたね。
(管理人は、怖くて、もう指の間からこのトホホな事態を見ていましたよ・・・ファッキュー・・・)
そしてHLAH。
おやすみなさい。また、名古屋で会いましょう。それまで、良く遊んで、しっかり休んで、日本を楽しんでくださいね!
JOSH
BURN収録の、トレント様が監修のサントラはこちら:

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